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末廣 クラシックカメラ博物館 |
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「歴史」を写し出したカメラ達は眠る。「歴史」そのものとなって。
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「歴史」となったクラシックカメラ。 明治13年(1880年)の「組立暗箱」がある。 飴色のツヤが美しい木製の本体、折りたたみ可能な蛇腹。乾板が開発され、写真技術が飛躍的に進歩した頃の無銘のカメラだ。 1960年代に日本製一眼レフが主流になるまで、報道の第一線で活躍していた「ミニチュアスピードグラフィック」。SLのフロントを思わせる重量感のある美しさ。今も多くのファンを魅了する「ライカA」「ライカM3」。戦地に旅立つカメラマンの胸に、必ず下げられていたという「ニコンF」。 「末廣クラシックカメラ博物館」には、カメラの歴史の記念碑的な物から歴史の中に埋もれていった無銘の物まで、カメラとその付属品約500点が展示されている。 透視ファインダー式、連動距離式を中心に、一眼レフ、二眼レフ、スプリングやフォールディングまで機種別、年代別に展示されているのが特徴だ。国では日本・ドイツを中心に、アメリカ、イギリス、フランス、中国。年代では1920〜1960年代の物が中心となっている。 「もしや稀少価値があるのでは?」と思わせる、資料にも載ってないようなカメラ、縁日で売られていたオモチャカメラ、学習雑誌の付録、おなじみの「写るんです、ハイ」の第1号などもある。 クラシックカメラのファンはもちろんだが、カメラの機能や操作に詳しい人には「技術の歴史」を見せてくれる。 カメラにまったく興味がない人でも、アンティークとしての美しさを感じるだろう。 重たげな黒い金属のボディとクロムメッキの対比。クラシックカメラの美しさは必要性から生まれた。 重厚なボディは衝撃からレンズや内部のメカニズムを守る。そして、刻印されたメーカー名や機種名は永遠に消えることがない。 1960年代以降、ボディの軽量化とメカニズムの電子化が進み、カメラは誰もが気軽に楽しめる物になった。オートフォーカスからコンパクト、使い捨てカメラへ。 しかし、衝撃に弱いプラスティックのボディは壊れやすい。壊れたカメラは修理することなく捨てられ、誰もが新しいカメラを求める。 果たして現代のカメラ達は、時代を経ても美しく輝くことができるだろうか。ボディにプリントされた機種名が使ううちに消えてしまうように、やがて歴史の中に消えてしまうのではないだろうか。 ガラスケースに整然と並ぶクラシックカメラ達は、カメラの歴史そのものだ。いくつもの歴史的瞬間をレンズに刻みつけてきただろうカメラ達は、今、自分自身の存在が「歴史」となって、ここに並んでいる。 |
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| 末廣 クラシックカメラ博物館
会津若松市日新町12-38 |
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